診療報酬はブラックボックス?お金の使われ方を理解しよう

診療報酬ってどうやって決められているの?

診療報酬の基本を確認しよう

病院での会計時に渡される領収書には、点数が書かれた表が載っています。 この点数は成績のようなあなた特有の数字ではなく、医療行為の内容によって決まります。 すべての点数の合計のうち一部が支払う金額になる仕組みです。公定価格、つまり全国共通の基準に基づいています。

診察を受けるだけで立派な社会貢献!

日本の少子高齢化が原因で国全体の医療費はますます高額になっています。これから先も、私たち一人当たりの負担額が増加していくとみられています。 しかし本当にそうと断定できるのでしょうか。その答えを見つけるには、医療をめぐるお金の流れを確認する必要があります。

誰でもできる!医療費節約術

ここまでで保険者主体でまかなわれる診療報酬、患者の支払う医療費の一部の詳細をみてきました。 最後に紹介するのは、できるだけ医療費を少なく抑えたい人におすすめな節約術です。皆さんが当然のように心がけているはずのことでも、忘れると思わぬ出費につながります。

私たちの負担する医療費の決まり方

患者の立場である私たちからみて診療報酬というのはなじみのない言葉です。
実は、診療報酬は国民全員が負担するお金です。

そんな診療報酬の中身を知らないと、なんだか損した気分になりませんか?
医療費は比較的に医療機関を利用する頻度の高い高齢者には確実に大きな負担です。自分のお金が何に使われているのかよく分かっていないと、まるでブラックボックスのようにも感じられます。

そもそも、診療報酬と聞いて「医者報酬」をイメージした人は多いでしょう。診療報酬は単に医者の人件費を指すものではありません。
まず、医療全体で必要な費用を医療費と呼びます。私たちは医療費のうち最大で3割を病院で支払っています。この負担割合のことを「自己負担割合」といいます。これを差し引いた残りの医療費が診療報酬に相当します。

診療報酬の理解のために、医師や医療スタッフの立場からみた内訳をご紹介します。大まかに分類すると人件費、医薬品、医療機器の購入費・維持費、医療機関の維持費に分けられます。

一方、その診療報酬を支給するのは保険者、つまり国民健康保険や民間の健康保険組合です。これは次ページ以降の内容の把握にも役立ちます。

最後に説明するのは診療報酬の決め方です。診療報酬の制定にはルールがあります。政府と中央社会保険医療協議会の相談のもと、厚生労働省によって二年に一度改定されます。
改定率を決める大きな要因は医療技術の進歩の度合いと国の経済状況です。これは私たち一人ひとりの意思が反映されにくい指針だといえます。

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